
腰椎がずれていても、まずは保存療法から。
腰の骨がずれる病気です
腰椎すべり症は、腰椎の一部が上下の骨に対して前方または後方へずれた状態です。一般的には前方にすべることのほうが多いようです。
ずれがあっても症状がないこともありますが、腰痛や足のしびれ・痛み、歩きにくさなどを起こすことがあります。
診断
まずレントゲン検査で、どの腰椎がどの程度ずれているかを確認します。
必要に応じて前屈・後屈のレントゲンを撮影し、動いたときにずれが変化するかを確認することもあります。
足のしびれや痛みが強い場合、神経の圧迫が疑われる場合には、MRI検査を行います。
治療
基本は保存療法です
腰椎すべり症があっても、すぐに手術が必要になるわけではありません。
症状に応じて、
- 日常生活で腰に負担のかかる動作を控える
- 湿布薬や消炎鎮痛薬
- 必要に応じてコルセット
- 運動療法・リハビリテーション
などを行います。
画像だけで治療を決めません
レントゲンですべりが残っていても、痛みやしびれが軽くなれば日常生活に支障なく過ごせることがあります。
治療方針は、画像だけでなく、症状の強さ、神経症状、日常生活への影響をみながら決めます。
手術を検討する場合
保存療法を続けても強い痛みやしびれが改善しない場合、歩行障害が強い場合、筋力低下が進行する場合などには、手術を検討することがあります。
必要に応じて、脊椎を専門とする医療機関へ紹介します。