よくある質問

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いつ頃治りますか?

傷や簡単な骨折ではある程度予測はできるでしょう。これが肩こり、腰痛になると何とも言えません。本人の体質、努力、生活習慣、職業など複雑な要素が絡んできます。
世界最高のコンピューターでも5分後に何が起こるのかさえ、予測出来ません。もちろん、あなたの今後の人生に何が起こるのかもまったく予測できません。

精一杯の努力を続け、結果を待つしかありません。実は精一杯の努力を続けることに意味があるのです。

早く治したいのですが?

病気やケガを早く治したいのは誰でも同じです。傷に対して創湿潤療法などは確かに早くきれいに治ります。病気やケガによっては普通か遅いかしかないものもあります。

早く、安く、楽に治したいと思って偽物の万能薬を追い求めるのは、かえって時間お金エネルギーの無駄になります。ただし、お金についてはあとで取り戻すことが出来ます。10万円無駄に使っても、20万円稼げばプラスになります。しかし時間は取り戻すことが出来ません。1日無駄に過ごしたからといって、1日長く生きるわけにはいかないのです。

何事にもふさわしい時期というものがあります。最高の植木職人が1ヶ月分の水を毎日植木にあげても、秋にならなければ実がならないのです。

一番効く薬はどれですか?

もちろん効果の強さにはある程度の差はあります。しかし、個人個人の身体に合う合わないがあります。ですから、他の人に効いてもあなたに効くとは限りません。
治療においては薬の占める割合は1/3位で、残りの2/3は生活習慣の改善なのです。
運動療法でもどの体操が一番効果がありますか?と聞かれます。正しい体操であれば、一つの方法を続けてください。

あれもこれもやったり、ころころ方法を変えると効果が現れにくいものです。井戸を掘るのに、1mの深さを掘っては次の場所へ移動していたらいつになっても水は出てきません。

原因は何ですか?

いじめ反対、戦争反対と叫んでも、その原因が何かをわかっていなければ無くなりません。ですから原因は大切です。
しかし、原因不明(患者さんが忘れているを含む)のはっきりしないものもあります。腰痛では、喫煙、夜更かし、寝不足、体重増加、不良姿勢などが複合的に原因となっていることもあります。
原因の可能性がいくつかある場合は、原因を特定するよりもまず治療が優先します。火事の時には、火事の原因を探すよりもまず火を消すことが大切なのです。

治療後に、原因と思われるものをひとつずつ、解決していきましょう。10人の敵と戦うときに、一度に戦えば負けてしまいます。しかし、一人ずつと戦っていけば勝てる見込みが出てきます。

対症療法しかないのですか?

痛みの原因が各種の検査でもわからないことがあります。痛みの悪循環をとるのも治療の一つになります。その場合に、必要最小限の薬も必要になります。

肺炎に抗生物質を投与する、大腸ガンを切除する。これらは、医師を含め多くの方が原因療法だと考えています。本当にそうでしょうか?。関節リウマチの生物学的製剤を究極の対症療法と呼ぶ医師もいます。
肺炎で言えば、なぜ肺炎になったのでしょうか。生活習慣に問題はなかったのでしょうか。
もし原因があれば、それを治さなければ原因療法になりません。

成長痛ですか?

骨が成長するだけでは痛みはでないとの意見が多数です。
成長痛と言われているもののほとんどは、使いすぎが原因による骨端軟骨などの炎症です。

グルコサミン、コンドロイチン、飲むヒアルロン酸は効きますか?

効果は期待できないと考えております。口から取り入れても、腸で吸収される段階で分解されるからです。もし都合良く吸収されても、軟骨までたどり着くのは困難だと思います。

膝の注射のあと入浴して良いですか?

問題ありません。注射後の針穴からばい菌が関節内まで入ることは考えられません。注射後に入浴して感染をおこした人がいるかもしれませんが、恐らく入浴しなくても感染したでしょう。

夏井先生のサイトが私の知る限りもっともまともなことが書いてあります。
膝の注射時に大切なのは、皮膚表面の汚れを落とすことと消毒後に1分は時間をおくことで、イソジンで3回消毒することではありません。
3回消毒するのは、注射までの時間が結果的に長くなることについては意味がありますが、単に消毒に消毒を塗り重ねているだけです。なお完璧に消毒しても、毛穴の細菌を死滅させることは出来ません。

外科、形成外科、接骨院との違いは?

整形外科専門医のページをご覧ください。

放射線の発癌リスク

通常のレントゲン撮影レベルでは、発癌性は確認できておりません

放射線と生活習慣 相対リスク
喫煙者 1.6倍
毎日3合以上の飲酒 1.6倍
やせ(BMI<19) 1.29倍
肥満(BMI≧30) 1.22倍
運動不足 1.15~1.19倍
高塩分食 1.11~1.15倍
野菜不足 1.06倍
受動喫煙 1.02~1.03倍
レントゲン撮影 1倍

国立がん研究センターの資料をもとに作成

その他

軽傷だと思ってもレントゲンを撮影することはあります。最悪の病気がないことを確認することも大切だからです。
以下は接骨院での施術のみで、医師の診断がなかったため骨肉腫の発見が遅れ亡くなられたケースです。
長女 祐子へ 骨肉腫の診断が遅れたケース1
ちゃんの闘病記録 天使になったチアリーダー 骨肉腫の診断が遅れたケース 2

医療法人桐の葉会 深沢整形外科
TEL 027-220-5277