強剛母指(小児ばね指)|前橋市の深沢整形外科

伸びにくい親指、まずはギプスシーネや装具で治療します。

親指が伸びにくくなる病気です

強剛母指は、幼児の親指が曲がったままになり、指先の関節(IP関節)が伸びにくくなる状態です。

親指の付け根に、しこりのような膨らみを触れることがあります。痛みがないことも多く、成長の途中でご家族が気づくことがあります。

治療

1.まずはギプスシーネや装具で様子をみます

当院では、親指を伸ばした位置に保つギプスシーネや装具を使用します。

装具によって徐々に伸びやすくなることがあり、手術をせずに改善するお子さんも少なくありません。装具療法で良好な成績が報告されています。

2.自然に改善することもあります

強剛母指は、時間とともに自然に改善することもあります。

長期観察では、手術を行わなくても改善した例が報告されています。そのため、日常生活で困っていなければ、急いで手術を行わず経過をみることもできます。

3.改善しない場合は手術を検討します

親指が曲がったままで改善しない場合や、日常生活に支障がある場合には手術を検討します。

手術の時期については一定した基準はなく、施設によって考え方が異なります。近年は2歳以降の固定された変形に早めの手術を勧める施設もありますが、一方で数年間の経過観察でも自然改善がみられることが報告されています。

当院では、一般的には小学校入学前を一つの目安として考えます。ただし、親指の動きに大きな支障がなく、お子さん本人も困っていなければ、さらに経過をみることもあります。

ご家庭で無理に伸ばさないでください

親指が伸びないからといって、強い力で繰り返し伸ばす必要はありません。状態を確認したうえで、適切な固定や経過観察を行います。