
肩こりは、姿勢と生活習慣から見直します
肩こりは、首から肩、肩甲骨周囲の筋肉が張ったり、重く感じたりする状態です。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、同じ姿勢が続くこと、運動不足、睡眠不足などが関係することがあります。
多くは筋肉や姿勢に関連した症状ですが、頚椎の病気や神経の圧迫などが隠れていることもあります。腕のしびれや筋力低下、強い痛みなどを伴う場合には、原因を確認することが大切です。
診断
診察では、痛みやこりの場所、首の動き、肩や腕の症状、しびれの有無などを確認します。
当院では、頚椎のレントゲン撮影を行い、変形性頚椎症などの骨の変化を確認します。症状によっては、さらに詳しい検査が必要になることもあります。
治療
肩こりの治療では、まず日常生活の中で肩や首に負担がかかっている原因を見直します。
当院では、姿勢や仕事中の体の使い方などについて生活指導を行い、自宅でできる首や肩周囲のストレッチもご説明しています。
痛みが強い場合には、外用薬や消炎鎮痛薬などを使用します。
また、物理療法として低周波治療やマイクロ波治療を行うことがあります。筋肉の緊張が強く、押すと特に痛む場所がはっきりしている場合には、症状に応じてトリガーポイント注射を行うこともあります。
日常生活で気をつけること
同じ姿勢を長時間続けないことが大切です。デスクワークでは、ときどき立ち上がったり、首や肩をゆっくり動かしたりしてください。
スマートフォンを長時間うつむいた姿勢で見ることも、首や肩の負担になります。画面の位置を少し高くするなど、できる範囲で姿勢を工夫しましょう。
無理に強く揉んだり、痛みを我慢してストレッチしたりする必要はありません。痛みの出ない範囲でゆっくり動かすことが基本です。
Q&A
Q. ストレートネックと言われました。治療が必要ですか?
ストレートネックとは、レントゲンで頚椎の前弯が少なく見える状態を指す言葉で、それ自体が病名というわけではありません。
ストレートネックがあっても、痛みやしびれなどの症状がなければ、基本的には治療の対象にはなりません。
レントゲンの形だけでなく、実際にどのような症状があるかをみて治療を考えることが大切です。
Q. 肩こりには注射をしますか?
すべての方に注射を行うわけではありません。筋肉の緊張が強く、押すと特に痛む場所がはっきりしている場合には、症状に応じてトリガーポイント注射を行うことがあります。
Q. 肩こりは姿勢が悪いから起こるのでしょうか?
姿勢は一つの要因ですが、それだけで決まるわけではありません。同じ姿勢が長く続くこと、運動不足、疲労、睡眠不足など、いくつかの要因が重なって起こることがあります。