治療案内

対応可能な疾患

上肢

五十肩(肩関節周囲炎)
肘部管症候群、変形性肘関節症、野球肘、テニス肘(上腕骨外上顆炎)
手根管症候群、ド・ケルバン腱鞘炎、母指CM関節症
キーンベック病、ヘバーデン結節ばね指(腱鞘炎)ガングリオン
爪下血腫、強剛母指、先天性握り母指

下肢

先天性股関節脱臼二次検診、変形性股関節症
肉離れ
変形性膝関節症、X脚、O脚、うちわ歩行
オスグット・シュラッター氏病、ジャンパー膝
シンスプリント
アキレス腱断裂(保存療法)、アキレス腱周囲炎、足関節捻挫、足底腱膜炎(足底筋膜炎)
外脛骨、外反母趾、扁平足、開張足、強剛母趾
巻き爪、陥入爪、爪周囲炎
魚の目(鶏眼)、たこ(胼胝)

脊椎・体幹

頚椎症、頚肩腕症候群、胸郭出口症候群
腰痛、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、腰椎分離症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、尾骨痛
こむらがえり

その他

関節リウマチ、痛風、骨粗鬆症
いわゆる成長痛、神経痛
脂肪腫、アテローマ/粉瘤(くりぬき法)
傷の湿潤治療(夏井式湿潤療法)、インフルエンザワクチン接種禁煙外来
漢方薬を使った治療 漢方薬の飲み方の工夫

骨折

鎖骨骨折、上腕骨骨折、コーレス骨折(橈骨遠位端骨折)、肋骨骨折
槌指(マレットフィンガー)
膝蓋骨骨折(転位の少ないもの)、下駄骨折
脊椎圧迫骨折、疲労骨折

手術が必要な骨折は専門病院を紹介いたします。
難治性骨折には超音波治療を行います(保険適応です)。

各種診断書料金

一般診断書 2,200円
診断書(通院証明有) 3,300円
警察用診断書 3,300円
交通事故診断書 5,500円
保険会社診断書 5,500円
年金診断書 2回目以降 6,600円
年金診断書 初回 11,000円
自賠責後遺障害診断書 11,000円

一般診断書の記入内容は基本的には診断名です。通院日を記入するものは3,300円です。
診断書の名前、生年月日、内容に間違いがないか必ず確認をして下さい。
身体障害者主治医意見書や年金診断書は当院通院中の患者さんが対象となります。

診断書にも著作権*がありますので、当院の許可無くコピー等を第三者へ提供することはお控えください。*弁護士に確認済み

当院に十分な通院実績のない自賠責後遺症診断書はお断りいたします。自賠責後遺症診断書は医師法のいう診断書にはあたりません。
診断書とは「医師が診察の結果に関する判断を表示して、人の健康上の状態を証明するために作成する文書をいう」(大審院大正6年3月14日判決、刑録第23輯179頁)

お知らせ

薬を服用している患者さんはお薬手帳などを持参ください。
当院は院外処方ですので、かかりつけか最寄りの薬局へ処方箋を4日以内に出してください。
松葉杖は当院通院中に限り、無料で貸し出しています。 *保証金が必要です。
通勤途中や仕事中のケガで労災保険の適応となる場合は健康保険が使えませんのでご注意ください。
労災の指定用紙を提出してください。当院が初診なら5号、転院なら6号用紙です。通勤労災では16号の3、転院は16号の4です。用紙提出までは立て替え払いとなります。
交通事故で健康保険を使う場合は第三者行為傷病届けを保険者に提出してください。
酒酔いや無免許運転でのケガに健康保険は使えません。詳しくは健康保険組合に問い合わせてください。

対応できないこと

治療結果の保証*
労災事故の健康保険扱いでの治療
他院での治療に対するセカンドオピニオン**
処置、採血、物理療法での職員の指名
保険会社指定診断書の即日発行
診断書の内容へのクレームによる受け取り拒否
発行済み診断書のキャンセルによる返金
当院での十分な治療歴の無い後遺症診断書、鍼灸同意書、マッサージ同意書の発行
外国語での診断書や紹介状の発行
効果のなかった医薬品の返品・変更、処方箋料の払い戻し
レントゲン画像の無料提供(画像の所有権は当院にあります)
医業類似行為等へのレントゲン写真の提供(医師法違反幇助の可能性があります)
湿布薬や消炎鎮痛処置のみの希望で、レントゲン撮影等は希望なし。湿布薬のみを希望される場合は、薬局等で購入してください。
他の診療科で処方してもらった薬の指名処方(当院で処方経験の無い軟膏や、降圧剤、漢方薬等)

*治療結果の保証   診療契約は準委任契約であり、精一杯治療することは約束できますが、治療効果は個人差がありますので結果の保証はできません。また患者さんには治療に協力する義務があると言われております。
**誤解されている方が結構いますが、セカンドオピニオンは保険診療の対象外で自費診療です。

義肢装具の作成

コルセット、膝装具、外側楔状足底板、足底装具、靴型装具、アーチサポート、義肢、義足

自費サポーター類

ヘバーデンリング(ヘバーデン結節)、エピコン(テニス肘)、テニス肘バンド、ソフラリスト(手関節炎)、ソフラウルファーOA(変形性膝関節症)、ソフラウルファーアーチ(足底筋膜炎)など

松葉杖貸し出しについて

松葉杖は当院通院中のみ貸し出しいたします。なお貸し出し時に保証金として3,000円頂き、松葉杖返却時にお返しします。保証金は現金のみの取り扱いとなります。
転院時は転院の翌日から、通院中断は14日目から使用料が30円(一日あたり)発生いたします。使用料は保証金からの精算となります。

当院では当初無料で松葉杖を貸し出しておりましたが、未返却例が多く保証金を頂くことになりました。転院された患者さんが3ヶ月後に松葉杖を返却されたのですが、損傷がかなり激しかったことがあり通院中断例では使用料を頂くこととなりました。


保証金は原則当院窓口での返金になります。口座への振込を希望される場合は振込手数料を差し引いた金額となります。現金書留での返金希望の方は実費+手数料となりますのご了承ください。

主な紹介先病院

群馬大学医学部付属病院
済生会前橋病院
心臓血管センター
善衆会病院
群馬中央病院
前橋赤十字病院
城西クリニック
東前橋整形外科病院

セカンドオピニオンで受診する場合は保険が適用されません。 セカンドオピニオンは診療ではなく相談となるので、健康保険給付の対象とはならず、全額自己負担(自費診療)となります。また、各医療機関で料金が異なります。ただし、紹介状(診療情報提供書Ⅱ)は保険適応となります。

疾患別治療

ばね指(腱鞘炎)

脱着可能なギプスを作成します。入浴時は取り外せます。外用薬や、漢方薬、消炎鎮痛剤などを併用すると、手術しないで治る患者さんが多いようです。
痛みや引っかかりが強く自分で指を伸ばせない例では、腱鞘内注射(デカドロン、リンデロン、ケナコルト)を行います。
どうしても手術が必要な場合は、ダブルガイド式腱鞘切開器( 奈良精工株式会社)や安永式切腱刀を用いて低侵襲になるよう心がけています。

扁平足、足底腱膜炎(足底筋膜炎)

保険適応外ですが、市販のサポーターで痛みが軽減する患者さんもいます。医療費の自己負担が3割ですと、健康保険で装具を作成するよりも安いようです。

ヘバーデン結節

外用薬や生活・食事指導を行います。痛みが軽度のときはテーピング、ある程度痛むときはギプスを作成します。

ヘバーデンリングも取り扱っています。なお、販売会社が日本シグマックスに変更になるようです。

肋骨骨折

レントゲンでの診断率は30%くらいです。当院の経験では肋骨の痛みを訴え受診する患者さんの80~90%にエコー検査で肋骨骨折を認めます。
咳やくしゃみの仕方の生活指導を行い、漢方薬等も投与します。受傷後4週間程度で楽になる方が多いようです。

喫煙する人は治りが悪いようですので、禁煙に挑戦して下さい。

湿潤治療

傷を消毒しない治療です。イソジンなどで消毒しないので、痛みも少ないです。消毒は治ろうとする上皮細胞も壊してしまいます。また、ガーゼは治癒に必要な物質まで吸収させ、傷を治そうとしている乾燥に弱い上皮細胞も死滅させてしまいます。

傷口は石鹸で洗わないで下さい。

キズパワーパッドなどでは滲出液が多すぎると、治りが悪いです。その場合は、ズイコウパッドやプラスモイストで被覆します。

傷が治りましたら下記を参考にして下さい

色素異常
擦過創などで治った皮膚は必ず色素異常(色素沈着か色素脱失)が起こります。程度の差はあれ,色素異常は100%起こり,それを避ける手段はありませんし,色素異常が起きたのは湿潤治療をしたからではありません。
色素沈着を避けるには紫外線の予防が大切です。
1、日焼け止めクリーム(市販のもので可)
2、帽子などをかぶる。期間は個人差がありますが、最短でも3ヶ月と言われています。なお一旦色素沈着がおきても数年の経過で治まってくることが多いようです。
早く跡が薄くなるような塗り薬はありません。

瘢痕の拡大を防ぐ
傷に直角な方向に絆創膏を張る(テーピングする)。 サポーター,弾力包帯を巻く。 絆創膏は長い方が効果があるようです。
自分の皮膚の状態に合わせて絆創膏まけの少ないものを選びましょう。期間は最短でも3ヶ月です。
思春期のかたはある程度の瘢痕拡大は防げないようです。

傷が膨らんだりするようでしたら早めに受診してください。

ガングリオン

中身はゼリー状の物質で、ムコ多糖類です。
穿刺後の圧迫も効果がありますが、部位によっては圧迫が困難です。
ガングリオンが再発を繰り返す場合はステロイドの注入もある程度の効果があります。

リンク

整形外科疾患における喫煙の影響