整形外科診療|医療者向け|深沢整形外科

医療雑感

宇宙に半年いると骨粗鬆症になる?

無重力に近い宇宙では、宇宙飛行士の骨量が急速に減少します。ISSではスクワットなどの抵抗運動を行って予防していますが、完全には防げません。高齢者が長期間宇宙に滞在した場合の骨粗鬆症や骨折リスクについて考えます。
整形外科診療

ハイドロリリースでは、本当に神経の「癒着」が剝がれているのか?

エコー下ハイドロリリースでは、神経周囲に液体を注入すると組織が分離します。しかし、それは「癒着が剝がれた」「神経への圧が下がった」ことを意味するのでしょうか。神経滑走の研究や臨床試験から、ハイドロリリースの作用機序を考えます。
整形外科診療

骨粗鬆症では毎年、胸椎・腰椎のレントゲンを撮る必要がある?

骨粗鬆症では痛みのない椎体骨折が起こることがあります。腰椎レントゲンではT11・T12を含む胸腰椎移行部を確認することが重要です。胸椎撮影が必要となる患者や、身長低下・背部痛など追加撮影を考える目安を解説します。
整形外科診療

後遺障害診断書を書くときに初めて訴えられた症状はどうする?

交通事故の後遺障害診断書を作成する際、それまで診療録になかったしびれなどを初めて訴えられることがあります。患者さんの申告と従前の診療記録、客観的所見、事故との因果関係をどう区別して記載するかを解説します。
交通事故

ジャクソンテストの「ジャクソン」とは誰?

頚椎神経根症の診察で行われるジャクソンテスト。その名前は米国初の女性整形外科専門医Ruth Jacksonに由来するとされています。自らも交通事故後の頚部痛に悩み、頚椎疾患の研究に生涯を捧げたJackson医師の歴史を紹介します。
整形外科診療

後遺障害認定は半年が基本では?

後遺障害は受傷後6か月経たないと認定されないのでしょうか。労災保険の症状固定の考え方と障害等級認定基準をもとに、頚部挫傷などで『半年』が一つの目安とされる理由を考えます。
整形外科診療

皮膚に埋まったトゲを、切らずに取れることがあります

トゲや木片が皮膚の中に完全に埋まると、ピンセットではつまめないことがあります。浅い異物では、角質を軟らかくしてから摘出できる場合もあります。皮下異物の摘出方法と注意点を整形外科医が解説します。
交通事故

退職して国民健康保険になっても傷病手当金はもらえる?

会社を退職して国民健康保険に加入しても、一定の条件を満たせば退職前の健康保険から傷病手当金を継続して受給できる場合があります。退職日の注意点、被保険者期間、支給期間など継続給付の条件を解説します。
整形外科診療

産後のド・ケルバン病は第1子のときに多い?

産後に親指側の手首が痛くなるド・ケルバン病。2024年の研究では、第1子出産が産後のド・ケルバン病と関連していました。初産で多い理由や、赤ちゃんの抱き方による手首への負担について整形外科医が解説します。
整形外科診療

レントゲンは同じなのに、なぜ膝の痛みが違う?

変形性膝関節症では、レントゲン上の変形が同程度でも痛みの強さが大きく異なることがあります。X線では見えない滑膜炎や骨髄病変、末梢感作・中枢感作など、膝の変形と痛みが一致しない理由を整形外科医が解説します。