体験記(その4)

2003年7月、グルプールニマ祭に参加するため、「プラシャンティニラヤム」を訪れた時のことです。

私は、この年の春から初夏にかけて何度も転倒し、腰を痛めてとてもひどい腰痛になっていたのです。長時間のフライトは同じ状態でずっと座っているため、腰痛が次第にひどくなり、両足が痙攀したりと、私の身体は苦痛の連続といった状態でした。バンガロール市からプッタパルティまでのバス旅も腰の痛みなどは厳しい状況にありました。この時は苦痛の連続でしたからプラシャンテニラヤムにやっと到着したという思いがありました。

部屋割りが決まり、私はこれで身体を休めることができると思いました。部屋に入り、同室になった方と自己紹介をし合ったのです。そうしますと同室者の方に整形外科の医師の方がいる事が分かったのです。前橋市の深澤直樹先生でした。先生は、9月に前橋市で医院を開業するため、その準備で現在は大変忙しい時期だったのですが来ることができたと仰っておられました。先生はそれまで何度もババの元を訪れたいと思っていたそうですが、ずっとそれが叶わず開業前の最も忙しい時期に来ることになったということでした。

アシュラムに滞在中、日々の私の腰への湿布薬の添付(湿布薬の添付などは看護師がするので先生自身がやったことはないと仰っておられましたが)や、車椅子でダルシャン会場まで連れて行っていただいたりと、先生には私の身体のことで大変お世話になり、この時は本当に助かりました。また、帰国の際には成田空港に着くまで先生にお世話になり、本当に助かったのです。

深澤先生と筆者

上 深澤先生と筆者など、下 2003年7月 アシュラムと丘の上

2003年7月17日、アシュラムと丘の上の博物館

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